2005年11月26日 土曜日

『グスコーブドリの伝記』スタッフリスト はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 演出/中村隆太郎| 投売りOVA| 演出] 文:bono (投稿日:2005-11-26)

 1994年作品。これが中村隆太郎氏の初監督作品になるのかな?時々、ハッとするような演出が観られました。これだよ、これ!
 カメラ位置は基本的にロング。全身を使った芝居が多いのですが、丁寧な作画が支えています。都会の雑踏や火山を扱った場面は、後の監督作品にも登場しましたね。比較しながら観てみたいところ。

監督・脚本・オリジナルキャラクター:中村隆太郎
作画監督:鈴木信一
レイアウト・原画チェック:大久保修
原画:原和孝、諸橋伸司、大橋幸子、山本勝也、尾鷲英俊、末吉裕一郎、南伸一郎、水村良男、岸田隆宏、釘宮洋、宗崎暢芳、本多敏行、若山佳治、安藤幹彦、平田かおる、宮崎なぎさ、毛利和昭、小川瑞恵、奥野浩行、吉野高夫、中島弘明、松本文男、渡辺明、岡本稔、木村正人、平田英一郎、原田峰文、大橋学
アニメーション制作:(有)あにまる屋

<公式>T&Kフィルム:グスコーブドリの伝記

グスコーブドリの伝記 グスコーブドリの伝記
宮沢賢治


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2005年11月23日 水曜日

『アニメーションRE』Vol.2のスタッフに注目してみる はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 未分類] 文:bono (投稿日:2005-11-23)

Vol.1を立ち読みした時は、正直「何号もつかな?」と思いました。それに比べて、Vol.2の誌面は、不思議なほどに充実しています。何故か?その答えらしきものが、編集後記から読み取れました。まず編集長のコメント。

1号がほぼ一人で制作(DVDも含め…まさに同人誌)していたのに対し、2号は一気に戦力2倍の二馬力。

…一人で作ってたのか(笑)!そして、Vol.2から加わった編集者(柿崎俊道氏)のコメントが、次のもの。

いま時、アニメ誌を創刊するなんてオモロイなあ、と思って、某老舗アニメ誌から移籍してきました。

某老舗アニメ誌とは、『アニメージュ』のこと。柿崎氏は、そこで印象に残る企画をいろいろ手がけています。アニメージュ版『もえたん』とか(笑)。流行りもの過ぎて少しあざとい企画ですが、徳間書店と三才ブックスががっちり手を組んだりすることは、希なケースでしょう。かなりアクティブな編集者なのかも。更にさかのぼれば、『GAZO』の編集にも参加していた模様。今や存在しませんが、『GAZO』は、非常に面白いアニメ誌でした。インタビューメインの不定期刊行誌という点では、『アニメーションRE』と似た路線ですね。

そんな訳で、突然面白くなった原因の一つは、制作体制の変化にあったのではないかと。また、このまま進めば、自分好みの雑誌になりそうな予感もするので、ちょっと応援したい。

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2005年11月20日 日曜日

『アニメーションRE』Vol.2 はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 未分類] 文:bono (投稿日:2005-11-20)
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今回は興味を引くテーマだったので購入。
買って初めて分かったのですが、誌面で語られなかった内容(裏話の類)が、付録DVDに収録されているんですね。「雑誌の付録DVDなんて、つまらない内容に決まっている」という偏見から、捨てる気満々だったので(笑)、かなり反省。ちなみに、前号はインタビューだけ立ち読みして「良し」としていたのだけど、これも失敗だったなぁと。

ちょっと書き出してみると、DVDはこんな内容。(声優のPVなどは省略)

<特集:アニメと音楽>
【音楽家】田中公平(キングゲイナーOP秘話、作曲家から見た各監督の個性等)、林有三、梁邦彦、植松信夫(スクウェア黎明期の話等)
【音響監督】若林和弘
【監督】鶴巻和哉(トップ2で目指したこと等)、小林治

<アニメーションRE’sチョイス>
『ワンダと巨像』制作秘話(CD上田文人)

『ワンダフルデイズ』特別対談(キム・ムンセン×山賀博之)
(※この作品を観た際、背景が全てミニチュアだと知って「壮大なバカだ」と思ったのですが。山賀監督も同じこと言ってて、少しほっとした(笑)。)
『戦闘妖精雪風』完結記念座談会(大倉雅彦監督、杉山潔PD、白井宏旨3DCGIディレクター、三柴理)

いくら褒めても褒めたり無いくらい良い付録です。話の内容も面白いのですが、やっぱり動いて喋ってるのを観るとワクワクする。「小林治監督って、こんなキャラだったのか〜」みたいな、文字では伝わらない情報が盛り沢山(笑)。
こういう新しいタイプの雑誌が、アニメ誌の新顔として加わるのは、アニメ好きとして非常に嬉しいことです。また、(下手したらネットで観られるような)プロモーション映像を並べただけのDVDを押しつけて、「これは付録だ」と言い張る他誌は、ちょっと考えて欲しい。

2005年11月15日 火曜日

『まんが日本昔ばなし』OPのひみつ はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 未分類] 文:bono (投稿日:2005-11-15)

051115.jpg 『まんが日本昔ばなし』も、この歳になって観ると色々発見がある。中でも一番驚いたのが、OPの作詞者。

OP曲『日本昔ばなし』の作詞者は、なんと、川内康範*!…そう考えてみると、ちょっと意味深ですね(笑)。
ちなみに、「作詞:川内康範、作曲:北原じゅん」の組み合わせは、『死ね死ね団のテーマ』と同じです。もう、凄いなぁとしか…。

一方、OPのアニメーションに注目すると、構成&原画は杉井ギサブロー氏とのこと(『萬雅堂』便り(’05 10/20))。あの捉え所の無さは、かなり納得です。

(*作家、脚本家、右翼活動家。『月光仮面』や『愛の戦士レインボーマン』の原作者)

2005年11月12日 土曜日

『アニメージュ』05年12月号 はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 未分類] 文:bono (投稿日:2005-11-12)

051112.jpg 今月の付録は、SEEDの缶ペンケース。…どうせ付けるなら、もう少し捨てやすいものにして欲しいです(笑)。

<今月気になる番組>

11/12(土) 『シュガシュガルーン』#20 (絵コンテ・演出:佐伯昭志)
11/15(火) 『地獄少女』#7 (絵コンテ:若林厚史)
11/23(水) 『ARIA』#8 (絵コンテ:佐藤順一)
12/ 3(土) 『BLOOD+』#9 (絵コンテ・演出:佐山聖子)
12/ 4(日) 『交響詩篇エウレカセブン』#33 (絵コンテ:京田知己)
12/ 6(火) 『地獄少女』#10 (絵コンテ:大畑清隆)

架空戦記としての劇場版『機動戦士Zガンダム』 はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 演出/富野由悠季| 演出] 文:bono (投稿日:2005-11-12)

ガンダムファンの中には、『機動戦士ガンダム』の本放送をリアルタイムに体験したか否かで、“戦中派”とか“戦後派”と称する人達が居るようです。…それも凄い話ですけど(笑)。言葉の上では、劇中の「一年戦争」と現実の戦争とを同列に扱っているわけだ。(※あまり深刻に受け取らないで下さい)

ところで、今度の劇場版Zは、TV版とは結末が異なる予定。単純に“リメイク”と呼んでもいいけど、上記のような価値観に当てはめて見た場合、これは「架空戦記」ですよね。幸福な結末を設定し、歴史のIFを描く。その意味においては、『紺碧の艦隊』などと同じ位置づけ。

今思えば、かつての架空戦記ブームは、(それがフィクションであるにも関わらず、現実の)太平洋戦争のトラウマを解消する先駆けとなったように思います。
TV版『機動戦士Zガンダム』という作品は、世に大きなトラウマを残しました。また、監督自身、その責任の取り方を模索していた。その辺を意識してみると、面白いかなと。ベテランアニメ監督が、カンヌだ、ヴェネツィアだ、という中で、「富野はまたガンダムかよ!」という見方もできます。でも、劇場版『Z』を完結させた時、これで富野監督は心おきなく死んでいけるんじゃないかな~と思うのですが。…いや、まだまだ死なれては困りますが(笑)。120歳くらいまで、作品を作り続けて欲しいです(<信者め!)。

富野トラウマアニメのもう一つの巨頭、『聖戦士ダンバイン』に関しても、今度の『リーンの翼』で決着が付くのかな〜と妄想。

2005年11月10日 木曜日

株式会社ハイビジョンって何だろう? はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: web| オタク時事] 文:bono (投稿日:2005-11-10)

ITmediaニュース:“変身ディスプレイ”にアキバ系専用SNS

オタク向けアニメのオープニング映像などを手がけるハイビジョンは、オタクをターゲットにしたSNS「Filn」(フィルン)を12月にも始める予定だ。

記事の中には、「これまで100本以上のオタク向けアニメを手がけてきた当社なら」という言葉もある。自分は割とアニメ好きなつもりだけど、そんな会社聞いたこともないよ…(笑)。
で、調べてみたら、ゲームのムービーなどを制作している会社のようです。なるほど!でも、それなら、そう書けば良いような気もしますが…。正確な事実を伝える記事とは言い難いですよね。

RMG-Rainbow-Motion-Graphics-

お陰様で 2005年3月現在コンシューマーゲーム、PCゲーム合わせて70作品以上のムービー制作を担当させて頂きました。現在業界唯一のムービー制作会社として営業致しております。

<関連>
Galge.com:スキャナ&マウスのコレが知りたい!第2回
RMGのインタビュー記事。

2005年11月7日 月曜日

下流社会にあてがわれるオタク趣味 はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: オタク時事] 文:bono (投稿日:2005-11-07)

 最近、「日本社会が階層化した(or する)」という研究と、「オタク趣味が一般化した(or する)」という現象が、時を同じくして存在しています。この2つって、別々に語られているように思いますが、多分リンクしていますよね。

 マスコミがいくら「オタク、オタク」煽ったって、それを受け入れる土壌が必要で。それは何かといえば、貧乏ですよ。
 一昔前に比べて、オタク趣味のコストパフォーマンスは良くなる一方。漫画は一冊100円から買えるし、レンタルビデオも一本100円から借りられる。そして、ソフトの供給は止まらない。従来的な、大人向けの金のかかる趣味から、半永久的に目をそらし続けることが出来る。また、「一時の楽しみ」としての消費だから、多くはそれを極めようとは思わない(目的が違う)。
 …というようなことを、最近考えてます。

(追記)<この話題に言及したサイト>
あんていなふあんていダイアリー(11/8)
ARTIFACT―人工事実―:オタク趣味は金をかけなくてもできるようになった
caprinのヲタ更正日記(11/9)
Dog House Blog:アニメ創って貧乏な人達と、貧乏だからアニメを観てる人達
模型帝國別館(11/10)
Operation:Mindcrime: 階層化社会とオタク趣味
CLick for Anti War (11/13)

2005年11月1日 火曜日

『機動戦士ZガンダムII 恋人たち』のニュータイプ表現 はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 演出/富野由悠季| 演出] 文:bono (投稿日:2005-11-01)

051101.jpg ガンダムと言えばニュータイプ、ニュータイプと言えば額から放電するようなエフェクト。…なのだけど、今回の映画では(僕の記憶違いで無ければ)そういう表現は見られなかった。凄いことですよ。20年間使ってきた手法を捨てた訳だ。ニュータイプなるものが、全てカットの繋ぎで表現されている。良いなぁと感じました。ただでさえ時間の限られている編集映画、記号的に見せた方が手っ取り早い筈。しかし、敢えて表現を改めたことで、ガンダムに付きまとっていた神経質なニュアンスがかなり薄れた。随分と肌触りが柔らかくなっていました。
また、それを筆頭に、いろいろな進化が見られました。ベテラン監督の作品に見られがちな、セルフパロディ化の兆候は全く見られなかった。それを意識することすらなかった。何と幸せなことかと思う。(ただ一つ、ブライトの声が老いていたことだけが悲しかった)

ところで、前述したニュータイプのエフェクト。映画主義が身上の富野監督には珍しい漫画記号ですよね。これのそもそもの発端は、サンライズ系演出家の関田修氏(現ドリームフォース)によるアイデア、と僕は認識している。(<違うかもしれません)

AM 演出面の苦労は?
関田 山ほどあった(笑)。とくにニュータイプの表現ですね。アムロが最初にニュータイプのきざしを見せた回はぼくがやったんですけど、あの「目から火花」がねェ(笑)。
(『アニメージュ』80年4月号)

関田演出といえば、“光”の印象が強い。例えば、『聖戦士ダンバイン』で画面が光りすぎな回は、ほぼ100%関田回です(笑)。どちらも同根なのではないかと思う。
ガンダム=富野とは言っても、きっと色々なスタッフのアイデアが集積されて出来ている。編集で切ったり張ったりしている内に、より富野的な純度が高まったという側面もあるのかな、と思った。

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