2006年2月13日 月曜日

『鋼の錬金術師』OP2 はてなブックマーク

[分野: 演出|京田知己|演出] 文:bono (投稿日:2006-02-13)

僕が始めて京田知己氏を意識したのは、『鋼の錬金術師』第2期OPです。各々演出家が異なる全4種のOPの中で、唯一、画面の造りが論理的。

060213d.jpg 左図、フレーム右下に配置された「走るエルリック兄弟」が素晴らしい。これのある/無しで、画面の意味は180度変わります。要素を重ねることで、揺るぎない「イメージシーン」であることを主張している。ここでは、国家錬金術師たちがどんなに破天荒なアクションを見せようが、設定された「イメージシーン」の枠組みを越えることはありません。本編の物語からきちんと切り離し、シリアスな展開を損なわない形で、派手なアクションが披露される。こうした筋の通し方が、観ていて非常に気持ち良い!
いま目の前にあるものが、果たして「劇中の場面の延長」(=実際に起こったor起こりえること)なのか。それとも、あくまで「イメージ」(=実際には起こっていないor起こりえないこと)なのか。その前提次第で、受け取り方は変わります。であれば、印象を正しく誘導するためにも、そういった区別は自覚的に成されるべきです。
(©荒川弘/スクウェア エニックス・毎日放送・アニプレックス・ボンズ・電通 2003)

この記事のURL:http://xn--owt429bnip.net/2006/02/fullmetal_op2.php

コメント (この投稿へのコメントの RSS フィード。

コメントはまだありません。

コメントする

Line and paragraph breaks automatic, e-mail address never displayed, HTML allowed: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

(必須)

(必須)


WordPress 3.0.1