2006年10月29日 日曜日

構図と視線の右左 はてなブックマーク

[分野: レイアウト] 文:bono (投稿日:2006-10-29)

 credo ut intelligam:2006-10-05:『ネギま!?』のコメント欄が面白かったので横槍。

 西洋美術史上、構図の「右と左」問題を最初に論じた人は、ハインリヒ・ヴェルフリンだといわれている。ドイツの美術史学者ヴェルフリンは、絵画の鑑賞時に左から右へと視線を動かす傾向があることを念頭に、レイアウトを語りました。(ヴェルフリンの『美術史論考』が手に入らなかったので、孫引き。)

美術における右と左 美術における右と左
中森 義宗 衛藤 駿 永井 信一


Amazonで詳しく見る by G-Tools

 以上は、西洋の場合。
 その他の国・地域には、それぞれの文化・時代に根ざした見方がある。すべてに通じるたった一つの正解がある訳ではない。美術館の順路が、展示物によって「左回り」だったか「右回り」だったかを思い出してみると面白いかも。
 だから、知識はあって困るものではないけど、結局のところ一番大事なのは直観だと思います。

2006年10月24日 火曜日

『0&1』 はてなブックマーク

[分野: 同人| 演出|尾石達也] 文:bono (投稿日:2006-10-24)

061023.jpg 某所にて購入。400円。針玉ヒロキ氏(※)主催サークルの同人誌。
(スタジオN.BALL/2000年12月30日発行/B5判)

 ゲスト原稿の中に、アニメーターが3人。石浜真史氏、尾石達也氏、吉田健一氏。
 イラストの寄稿が各1ページ+巻末コメント…なんだけど、尾石氏のコメントで吹いた(笑)。クールなオープニングアニメ仕事とのギャップが凄い。

 (※)イラストレーター。本名でアニメーターの仕事も。

2006年10月22日 日曜日

『ぼくのマリー』スタッフリスト はてなブックマーク

[分野: 投売りOVA| 演出|望月智充] 文:bono (投稿日:2006-10-22)

061022.jpg 原作者である三陽五郎(=會川昇)氏が脚本兼ナレーションを担当した、ラジオドラマ版の前衛性が印象に残っている。同様の手法を用いていれば、必ずや『天保異聞 妖奇士』を観る参考になるはず!と買ってみたが、OVA版は脚本担当していなかったのですね…(笑)。あ、いや、でも面白かったです。

 『魔法の天使クリィミーマミ』で見せた360度周回するカメラワーク(<スローモーション抜きの「マシンガン撮影」のような)が、CG風画面の味付けに発展していた。遊び心はそのままに、技法に淫していない望月演出が好印象。

第1巻

脚本:坂本郷(※)
監督・絵コンテ:望月智充
演出助手:矢野篤
キャラクターデザイン・作画監督:田中比呂人
作画監督補佐:清水恵子
原画:沖本日出子、大久保政雄、高橋信也、三木めぐみ、樋口香里、岸由紀子、佐々木隆司、高木弘樹、松竹徳幸

 (※)坂本郷は、望月監督のPN。

(つづく)

2006年10月15日 日曜日

『天保異聞 妖奇士』OP はてなブックマーク

[分野: 演出|京田知己| 演出|武山篤] 文:bono (投稿日:2006-10-15)

061015_1.jpg(絵コンテ・演出:京田知己、撮影:武山篤)

 ファーストカットの、年号逆カウントが抜群に良かったです。現代との地続き感を真っ先に確保して、時代劇の抱えるハードルを1つ吹き飛ばす!ゾクゾクしました。演出家の仕事だなぁ。
 時間の隔たりとリンクして、文字を少しずつ遠ざける処理も、理にかなっていて非常に気持ち良い。

 キャラクター紹介の場面では、フィルム傷のエフェクトが乗っている。それ自体はありがちだけど、見るべきはキャラクターの背景。鮮やかな色彩で昼から夕方へと移り変わっている。つまり、過去として描きながらも時間が止まっておらず、フィルム傷を乗せながらも生気が失われていない!この辺のバランス感覚も凄い。
 ここで人物紹介のテンションを抑えることが、後にくるアクションシーンの勢いにもつながっているし。

061015_2.jpg OP・EDの透明感や、「監督 錦織博」の文字が出る時のきらびやかな処理は、武山篤氏による撮影の賜物でしょうね。
 ちなみにEDは、絵コンテ・イラスト:山形厚史、演出・撮影:武山篤。この番組、1年間続くようなので、1度くらいは武山コンテのEDが観られることを期待。

061015_3.jpg 本編で気になったのは、左図の場面。画面のこちら側(視聴者)に直接話しかけているように見える。今後の展開と無関係ではないと思う(というか思いたい)けど…。
 ちなみに、高畑勲監督もときどき使う手法です。(『太陽の王子 ホルスの大冒険』のフクロウ、『平成狸合戦ぽんぽこ』のタヌキなど)

2006年10月11日 水曜日

『オトナアニメ』vol.2 はてなブックマーク

[分野: 未分類] 文:bono (投稿日:2006-10-11)
オトナアニメVOL.2

オトナアニメVOL.2


Amazonで詳しく見る by G-Tools

 例によって、更科修一郎氏の文章が目的で購入。時事的な話題への言及も含めて、定期的にその見識に触れられるのは嬉しい限り。

オトナアニメ(オフィシャルブログ):批評誌ではありません

昔、『アニメ批評』という雑誌がありました。

 ありました。そして、『オトナアニメ』メインライターの多根清史氏も、記名記事を書いていました。創刊準備号から休刊号までしっかりと(笑)。それを頭に置いて読んだとき、行間から読みとれるのは「決意」かな?

WordPress 2.9