『ネギま!?』#5と実写効果

(演出・絵コンテ:尾石達也)
尾石演出の特徴のひとつ、実写貼り込み。背景に写真を用いる演出家はしばしば見かけますが、キャラクターと絡ませるのは珍しい。
お菓子の強烈な存在感が際だたせるのは、人気(ひとけ)の無いテーブル。画面から漂ってくる、「今までそこに居た(でももう居ない)感じ」が何とも言えず良いです。駄目押しでカメラがじわっとT.U.。
5話冒頭の、座席から消える生徒の描写とセットで、鮮やかな喪失感の表現が印象に残りました。
以下、参考作品。
(右)70年代初頭のフォーマリズム・アニメ『キューティーハニー』#4(演出:大貫信夫)から、背景にポスター風写真が貼られた場面。実写がシュールな味付けとして用いられた例。大貫氏は、さかのぼれば、虫プロ製実験アニメのスタッフに名を連ねていますね。
(蛇足ながら、部屋の中なのにスポットライトが当たっているのにも注目。)
(左)『巨人の星』#1(演出:データ無し)より、戦争を回顧しながら走る川上哲治。こちらは、シリアスなドラマを補強する効果。
この系統の作品では、押井監督の『迷宮物件FILE538』がおすすめです。上記2点の混合といった味わい。







演出的効果という面からはちょっと違うかもですが、最近だと『MIND GAME』も外せないですね。
今テレ東でやっている『リトル・アインシュタイン』も実写背景の上をサウスパーク風キャラクターが動くのでつい見入ってしまいました.
コメント by 小野マトペ — 2006年11月7日 火曜日 @ 12:11
『MIND GAME』は重要ですね、…忘れてました(笑)。あと、ガイナックス作品をいくつか思い出しました。
こうして並べてみると、アニメーター出身の演出家が多い気がしますね。
コメント by bono — 2006年11月10日 金曜日 @ 19:54