2007年4月26日 木曜日

「グレンラガン」#4、空腹と奇行 はてなブックマーク

[分野: アニメスタジオ|GAINAX|演出] 文:bono (投稿日:2007-04-26)

『天元突破グレンラガン』#4
脚本:山口 宏
絵コンテ・演出・作画監督:小林 治

 今回は、登場人物全員が極度の空腹にさらされ、言動はおろか容姿までおかしくなってしまう、というギャグ寄りの内容でした。雲すら食べ物に見えてしまう、ひどい空腹。

『不思議の海のナディア』#25 ここで少し話がずれますが。昔『ふしぎの海のナディア』で、主人公が毒キノコを食べておかしくなってしまう回がありました。あの時は、「どうも普段と様子が違うらしい」というニュアンスを、顔を紫色に塗ることで記号的に表現していました。
 で、仮にですが。それを観た感想として、いつもとキャラクターの雰囲気が違うとか、表情が変だとか、行動が不自然だとか、そういう批判の声が上がったとしたら、それは見当違いです。だって、「明らかに普段と違う状態での奇行」を描いた場面なのだから。

 さて、話を元に戻しまして、「グレンラガン」#4ですが。(毒キノコを食べた訳ではないので)登場人物の顔は肌色のまま、別の手段で「どうも普段と様子が違うらしい」というニュアンスを画面に滲ませていました。
 で、また仮にですが(笑)。それを観た感想として、いつもとキャラクターの雰囲気が違うとか、表情が変だとか、行動が不自然だとか、そういう批判の声が上がったとしたら。果たして、それらは的を射ていると言えるでしょうか?

(4/26追記)
 コメント欄で少し内容の補足をしています。ご興味のある方は、合わせてお読み下さい。

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2007年4月24日 火曜日

「グレンラガン」#4騒動、真のツッコミどころ はてなブックマーク

[分野: アニメスタジオ|GAINAX|オタク時事] 文:bono (投稿日:2007-04-24)

 『天元突破グレンラガン』#4に向けられた酷評に対し、制作会社の社員が「素人が知ったような口をきくな」と日記に書いて話題になりました(*1)。その騒動自体は、どうでもいいのですが。

 問題となった社員の元発言(参考画像)を読んで、別のところが気になりました。

たしかにど根性だなぁ~とww

 『天元突破グレンラガン』#4の演出担当者は、『BECK』の小林治氏。…なのですが、この社員の方は亜細亜堂の(=『ど根性ガエル』スタッフの)小林治氏と混同し、勘違いしているようなのです。(コメント中に貼られたWikiのアドレスも間違っている)
 この2人は同姓同名で、どちらもアニメ演出家ですが、全くの別人。当然、作風も違う…はずですが…「たしかにど根性」?

 つまり、一般視聴者の無理解を嘆き、けなしておきながら、当の本人の理解も間違っているという、困った状況。俎上に上げた作品について「良く分かっていない」「本質が見えていない」「作り手に対する興味が無い」という点では、匿名掲示板で暴れているアンチの人たちと五十歩百歩なんじゃないかなと…。(ただ、居る場所が違うというだけで)

 (*1)参考:「痛いニュース」:ガイナックス社員が視聴者に「死ね」「キモヲタ」 取締役は「2chは肛門」発言

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2007年4月15日 日曜日

『らき☆すた』#1 はてなブックマーク

[分野: 演出|山本寛] 文:bono (投稿日:2007-04-15)
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『らき☆すた』#1
脚本:待田堂子
絵コンテ・演出:山本寛
作画監督:堀口悠紀子

<鑑賞の足がかり>
 イマジナリーラインの話ばかりで申し訳ないのですが、入り口として分かり易いのでそこから。
『らき☆すた』#1 (毛色の異なる冒頭を除き、)ひときわ目立ったカメラの動きが観られるのは一箇所、左図の場面(*1)。初めて仕掛けられる過剰な演出(イマジナリーライン越え+逆光)から、「演出家は、どうもここが第1話の肝だと考えているようだ」と想像できる。
 では、この場面の何が重要なのか?「主人公の価値観が、初めてクラスメートに通じた瞬間」が描かれたこと、これ以外に無いでしょう。主人公が、自分と同じ「チョココロネの見方」をする人を見つけた場面なんですね(*2)。

 「何だ、そんなことか」と呆れる無かれ。これは、それまで数十分間に渡って描かれてきた、会話劇の正体が明かされる瞬間でもあるのです。第1話の、セリフの絶えない会話の応酬において、主人公の気持ち(価値観)がただの一度も他人に共有されていなかったということに…。

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