『バッカーノ!』OP

(絵コンテ・演出:大森貴弘)
一般に、ジャンプカットと呼ばれる手法。実写と違って、「アニメ」はその形式上、元から動作が間引き(デフォルメ)されている。そこから更に間を抜く訳で、アニメの正体が露呈しかねない危険な綱渡りだけど、まったく危うさを感じさせない、むしろ生き生きとした感触に仕上がっている。凄い!
天井を背負った窮屈な構図(威圧感があって重い)の多用と、軽やかな音楽のテンポは、本来、ベクトルが間逆。相性が良いはずがない。…のだけど、ジャンプカットの導入で動きを詰めることによって、画面から重さが抜けて、スマートに調和している。手法のための手法に終わらず、あくまで手段として用いているところも格好良い。
物を掴む&手放す(もしくは投げる)のリレーで映像を繋いでいって、ラストは視聴者の主観にカードを預けて、締め。いかにも演出主導で設計された、筋の通った気持ち良さ。
ついでに言えば、ハロウィンの「お菓子を出せ」の仕草(突然まじめな顔になって手首をクイッ)の間が抜けた雰囲気も好き。
(関連記事)幻視球:『ネギま!?』#5と実写効果
本編での演出にジャンプカットが用いられた例。







「高速コマ落とし」流行りましたよね。アニメではあまり見たことないけれど。
コメント by Nishinomaru — 2009年3月16日 月曜日 @ 1:03
アニメの場合、「動画の入れ方が下手でカクカクしてるんだ」と勘違いされかねないので、使うのに勇気がいりそうですよね。
コメント by bono — 2009年3月16日 月曜日 @ 2:06