2007年9月1日 土曜日

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、スタイルの取捨 はてなブックマーク

[分野: 演出|庵野秀明| レイアウト|渡部隆] 文:bono (投稿日:2007-09-01)

 予告映像のインパクトに負けて、初日に観てきました。
(※9/3追記:はてブにて間違いを指摘されたので、少し修正)

070901a.jpg

 全編通して、個人的に一番驚いたのは、「綾波が走る場面」。カメラは引き気味で、ロングのショット。決して強く主張する映像ではなく、映画のダレ場に織り込まれた、さりげないひとつの動作に過ぎない。しかしながら、画面から受けた印象は鮮烈で。

 1つは、旧作で築かれた「人形じみた、極度に静的なイメージ」からの逸脱が感じられたこと。事前の雑誌記事で、「他の作品に真似されまくった『新世紀エヴァンゲリオン』のスタイルは捨てる!」と宣伝されていたけど、「極太明朝体」以上に真似されまくったのが、綾波レイの人物造形な訳で。「あぁ、そこにもメスを入れるつもりなのかな」と。
 もう一つは、そのような(重要な)印象の変化が、(目立たせるまでもない)瑣末な描写の中から感じられたこと。
 いずれも、主観的な問題だけど、映像に引っかかるものを感じたのは事実なので、備忘のために書いておく。

 使徒のビジュアル的な凄さに関しては、確実に他の人が書くので、ここでは省略。敢えて触れるならば、映画パンフレットに使徒の没案(渡部隆氏による<四次元立方体>)が紹介されているので、渡部隆ファンは要チェック!ということだけ。

070901.jpg

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  • モノーキー
    ショルダーバッグは女子供のするモノだ。作家の気だるさは個性であり厭世観というか仙人的なポーズ。 幻視球 : 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、スタイルの取捨  エヴァの風景の切り取り方って日本の風景の切り取り方を旨くあらわしてるよなあ、と常々思う。  日本を知りたいなら京都よりエヴァとデパ地下だよなあ。
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