『かんなぎ』OP演出の挑発

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感想を読んでいたら、「またダンスか?進歩がない!」と切り捨てる方が居たので、少し見所を紹介。
『かんなぎ』オープニングアニメーション
絵コンテ・演出:山本寛
メリハリのある動きを描くコツとして、「アウト・アクション」という考え方がある。
腕を動かす仕草であれば、腕が身体のシルエットと重ならないよう、身体のアウトラインよりも外の領域に出るように作画する(演技をつける)。すると、シルエットが大きく変化し、動きが印象に残りやすくなる。
その点、『かんなぎ』OPはどうか…と言えば、腕と身体のシルエットが思いっきり被ってますよね。これは、アニメの効果的な見せ方のノウハウから逸脱している。「印象に残りにくい」コストパフォーマンスの悪い動きが含まれている。これは偶然なのか?そんな訳が無い!「敢えて」だろう。
同じ山本寛演出の『涼宮ハルヒの憂鬱』EDと比較してみると、『かんなぎ』OPの勝負どころが見えてくる。

『涼宮ハルヒの憂鬱』EDは、カメラが正面固定であるため、同様に身体のシルエットと被る腕の動きがある。しかしながら、こちらは幾つかの方法でフォローされている。腕を横から回して前に出す(A)。ハッキリとした色の塗り分けで、動きの分かりにくさを薄める(B)等。
方や『かんなぎ』のOPは、どうか。フォロー無し!「腕を前に突き出す動き」は、ショットの始まりから終わりまで純度100%で貫かれている。強いライティングによって、色のコントラストも低い。
つまり、いかにもよく動いて見えるダンス演出ではなく、比較的危うい見せ方に挑戦している。挑戦は実ったのか?「無理のない、地味で小さな振り付け」をかわいいと感じたなら、僕たちの負けだ。
一見して、かなり挑発的なOPだと思いました。ダンス演出を真似するなら、これくらいやってみろ、と言わんばかりの。
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(10/18追記)
2ちゃんねるで見かけた指摘(反応)が、興味深かったので引用。(読んで、膝を打った部分を太字にしました。)
アニメ・漫画業界@2ch掲示板:アニメ演出・コンテ・監督総合スレ その9
899 名前:名無しさん名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 21:44:40
かんなぎのOPの演出についてちょっと質問が
どこかのサイトでアウトアクション(だったかな?間違っていたらすみません)っていう言葉を敷衍してアニメ的なシルエットを動かすもの(派手な振り付け)をしていないから、すごいみたいなことを言っていたと思うんですが、ちょっと、ん?と思えたところがあって
かなり直感的なものですけど、あの振り付けって、20年くらい前のアイドルの振り付けとその雰囲気を再現しようとしながら、映えるように魅せていると思えたんですけど、どう思いましたか?
たとえば、タイトル明けの1カット目の腕の動かし方と、同じ時系列と目されるように配置して、同じように振り付けしているように見える、2カット目の腕の動きの方向が違うんですよね。どちらもシルエット的に分かりにくい縦の動きをしていないようになっている。
また、そこで言及されていたように思えるのですが、パンチしているカットでも、その腕は、胴体と重なり続けないように(普通はもうちょっと重なる)パンチをしている。アウトアクション?の考えを敷衍しながら、当時のアイドル的な雰囲気を残そうとしている演出だと思えたのですがいかが思いましたか?
901 名前:名無しさん名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 21:50:51
あと、そこのサイトで、色のコントラストがって話もありましたけど、キャラの背景が黒であるので手や何やが胴体から離れたり、そもそも胴体が動けばより映えるものになっていると思ったりして
(だから、あの舞台はあの振り付けをするのに最適かもと思ったり)
どう思われますか?








ダンスってか・・・
脇!と横乳!(無いけど)、太股!を、見せたかっただけじゃないかと。
原作者が下半身フェチってカミングアウトしてますし。
最初、記事タイトル見て、そこんとこを言ってるのかと思いました。
が、絵にそれがなくてがっかりw
コメント by ぺぺ — 2008年10月14日 火曜日 @ 18:48