2008年3月26日 水曜日

1983年版「俺の嫁」 はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 記事] 文:bono (投稿日:2008-03-26)

俺の嫁とは - はてなダイアリー

俺の嫁(おれのよめ)
架空のキャラクターに対する愛情表現のインターネットスラング。
未婚者がネット上で用いる場合、(お嫁さんにしたいほど)『可愛い!』『萌える!』『大ファンです!』『好き!』などといった意味で使われる。

* 「長門は俺の嫁」
* 「3翠嫁」(3分以内にレスが無ければ翠星石は俺の嫁)

 昨今、ニコニコ動画に乱舞する「俺の嫁!」発言に眉をひそめ、「ゆとり世代が」「動物化が」「オタクのライト化が」と、オタクの行く末を憂う方も多いかと思う。

 しかし、悲嘆に暮れる識者の皆さんは、落ち着いて、下図を見て頂きたい。雑誌『comic BOX JR』創刊2号(1983年発行)の読者投稿コーナーの一部である。(クリックで拡大)

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 見よ!おのおのが、当時のアニメ&漫画の人気キャラクターを挙げ、力いっぱい「俺のものだ!」と主張しているではないか!つまり、四半世紀前からあんまり変わってない!?

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 細かく読めば、自嘲的に「パターンだな」とすら書かれている。83年の時点で「○○は俺のもの」が定型的フレーズとして確立しており、同系統のハガキをまとめて載せられる程度には浸透していた事態が推測できる。

 つまり「俺の嫁!」は、オタクにとって、25年前に既に通過した地点なのではないか。言い方が変わっただけで(※)!となれば、老オタクは後進の叩き方を熟考する必要があるし、若オタクは新ジャンルを創造したような凱旋気分に浸っている場合ではないだろう。

(※強いて言えば、「もの」から「嫁」へ。所有物から、対等のパートナー(人格)へといった認識の変化はあったのかも知れない。もしかして、無意識下で「二次元児童に対する人権意識」の芽生えが?)

2008年3月13日 木曜日

ガンダム後付設定の歴史、『モデルグラフィックス』08年4月号MSV特集 はてなブックマーク はてなブックマーク登録数

[分野: 記事] 文:bono (投稿日:2008-03-13)
Model Graphix (モデルグラフィックス) 2008年 04月号 [雑誌] Model Graphix (モデルグラフィックス) 2008年 04月号 [雑誌]


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 ネットの一部で、『機動戦士ガンダム』界隈における過剰な「後付設定」の是非が話題になる中、良いタイミングで基礎知識の学べる記事が掲載された。『MG』のMSV特集です。

 特集は、『機動戦士ガンダム』の本格的な科学解釈の嚆矢ともいえる『ガンダム・センチュリー』の誕生秘話から始まる。『月刊アウト』元編集長・大徳哲雄氏のインタビューを掲載。伝説的ムック本の成立過程と、二次創作色の強い同書が、予想外の影響を及ぼしてしまったことを、当時どのように考えていたのか等が語られる。(この辺は、アニメ書籍ファンにもオススメです。)

080312.jpg 同書の啓蒙した裏設定的味付けを、当時最先端の造形センスでもって立体に昇華したプロモデラー達。そして、彼らの鮮やかなる立体解釈を貪欲に取り入れた、バンダイの回答。最先端モデルとしての「MSV(モビルスーツ・ヴァリエーション)」!
 当時の資料をふんだんに盛り込み(左図は一例)、歴史を追う様は、読んでいてワクワクするばかり。

 僕なんかは、ガンプラブームがひと段落(いや、ふた段落くらい)した後の世代なので、プラモデル売場における「MSV」のイメージといえば、「パチモノ臭い」「デザインが煩雑で格好悪い」「設計が古い」等、碌な物ではありませんでした。それが、一読するやいなや、少しだけ格好良く見えてしまう不思議(笑)。おすすめです。


gc.jpg GUNDAM CENTURY RENEWAL VERSION―宇宙翔ける戦士達


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