『天保異聞 妖奇士』OP

(絵コンテ・演出:京田知己、撮影:武山篤)
ファーストカットの、年号逆カウントが抜群に良かったです。現代との地続き感を真っ先に確保して、時代劇の抱えるハードルを1つ吹き飛ばす!ゾクゾクしました。演出家の仕事だなぁ。
時間の隔たりとリンクして、文字を少しずつ遠ざける処理も、理にかなっていて非常に気持ち良い。
キャラクター紹介の場面では、フィルム傷のエフェクトが乗っている。それ自体はありがちだけど、見るべきはキャラクターの背景。鮮やかな色彩で昼から夕方へと移り変わっている。つまり、過去として描きながらも時間が止まっておらず、フィルム傷を乗せながらも生気が失われていない!この辺のバランス感覚も凄い。
ここで人物紹介のテンションを抑えることが、後にくるアクションシーンの勢いにもつながっているし。
OP・EDの透明感や、「監督 錦織博」の文字が出る時のきらびやかな処理は、武山篤氏による撮影の賜物でしょうね。
ちなみにEDは、絵コンテ・イラスト:山形厚史、演出・撮影:武山篤。この番組、1年間続くようなので、1度くらいは武山コンテのEDが観られることを期待。
本編で気になったのは、左図の場面。画面のこちら側(視聴者)に直接話しかけているように見える。今後の展開と無関係ではないと思う(というか思いたい)けど…。
ちなみに、高畑勲監督もときどき使う手法です。(『太陽の王子 ホルスの大冒険』のフクロウ、『平成狸合戦ぽんぽこ』のタヌキなど)










