2008年10月13日 月曜日

『かんなぎ』OP演出の挑発 はてなブックマーク

[分野: 演出|山本寛] 文:bono (投稿日:2008-10-13)
motto☆派手にね!(かんなぎ盤) motto☆派手にね!(かんなぎ盤)
戸松遥 辛矢凡 古屋真


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 感想を読んでいたら、「またダンスか?進歩がない!」と切り捨てる方が居たので、少し見所を紹介。

かんなぎ』オープニングアニメーション
絵コンテ・演出:山本寛

 メリハリのある動きを描くコツとして、「アウト・アクション」という考え方がある。

 腕を動かす仕草であれば、腕が身体のシルエットと重ならないよう、身体のアウトラインよりも外の領域に出るように作画する(演技をつける)。すると、シルエットが大きく変化し、動きが印象に残りやすくなる。

 その点、『かんなぎ』OPはどうか…と言えば、腕と身体のシルエットが思いっきり被ってますよね。これは、アニメの効果的な見せ方のノウハウから逸脱している。「印象に残りにくい」コストパフォーマンスの悪い動きが含まれている。これは偶然なのか?そんな訳が無い!「敢えて」だろう。

 同じ山本寛演出の『涼宮ハルヒの憂鬱』EDと比較してみると、『かんなぎ』OPの勝負どころが見えてくる。

 『涼宮ハルヒの憂鬱』EDは、カメラが正面固定であるため、同様に身体のシルエットと被る腕の動きがある。しかしながら、こちらは幾つかの方法でフォローされている。腕を横から回して前に出す(A)。ハッキリとした色の塗り分けで、動きの分かりにくさを薄める(B)等。

 方や『かんなぎ』のOPは、どうか。フォロー無し!「腕を前に突き出す動き」は、ショットの始まりから終わりまで純度100%で貫かれている。強いライティングによって、色のコントラストも低い。
 つまり、いかにもよく動いて見えるダンス演出ではなく、比較的危うい見せ方に挑戦している。挑戦は実ったのか?「無理のない、地味で小さな振り付け」をかわいいと感じたなら、僕たちの負けだ。

 一見して、かなり挑発的なOPだと思いました。ダンス演出を真似するなら、これくらいやってみろ、と言わんばかりの。

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戸松遥, 下野紘, 山本寛


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(10/18追記)
2ちゃんねるで見かけた指摘(反応)が、興味深かったので引用。(読んで、膝を打った部分を太字にしました。)

アニメ・漫画業界@2ch掲示板:アニメ演出・コンテ・監督総合スレ その9

899 名前:名無しさん名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 21:44:40

かんなぎのOPの演出についてちょっと質問が

どこかのサイトでアウトアクション(だったかな?間違っていたらすみません)っていう言葉を敷衍してアニメ的なシルエットを動かすもの(派手な振り付け)をしていないから、すごいみたいなことを言っていたと思うんですが、ちょっと、ん?と思えたところがあって

かなり直感的なものですけど、あの振り付けって、20年くらい前のアイドルの振り付けとその雰囲気を再現しようとしながら、映えるように魅せていると思えたんですけど、どう思いましたか?

たとえば、タイトル明けの1カット目の腕の動かし方と、同じ時系列と目されるように配置して、同じように振り付けしているように見える、2カット目の腕の動きの方向が違うんですよね。どちらもシルエット的に分かりにくい縦の動きをしていないようになっている。
また、そこで言及されていたように思えるのですが、パンチしているカットでも、その腕は、胴体と重なり続けないように(普通はもうちょっと重なる)パンチをしている。

アウトアクション?の考えを敷衍しながら、当時のアイドル的な雰囲気を残そうとしている演出だと思えたのですがいかが思いましたか?

901 名前:名無しさん名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 21:50:51

あと、そこのサイトで、色のコントラストがって話もありましたけど、キャラの背景が黒であるので手や何やが胴体から離れたり、そもそも胴体が動けばより映えるものになっていると思ったりして
(だから、あの舞台はあの振り付けをするのに最適かもと思ったり)
どう思われますか?

2007年6月14日 木曜日

『アニソンマガジン』Vol.1、神前暁インタビュー他 はてなブックマーク

[分野: 演出|山本寛|音楽] 文:bono (投稿日:2007-06-14)
アニソンマガジン アニソンマガジンVol.1

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 神前暁インタビューが読みたくて購入。神前氏は、音楽演出巧みな山本寛監督の、言わば片棒を担いでいる作曲家。『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』の楽曲成立に迫る記事が、山本寛ファンにとって面白くないはずが無い。

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2007年4月15日 日曜日

『らき☆すた』#1 はてなブックマーク

[分野: 演出|山本寛] 文:bono (投稿日:2007-04-15)
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美水かがみ 山本寛 平野綾


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『らき☆すた』#1
脚本:待田堂子
絵コンテ・演出:山本寛
作画監督:堀口悠紀子

<鑑賞の足がかり>
 イマジナリーラインの話ばかりで申し訳ないのですが、入り口として分かり易いのでそこから。
『らき☆すた』#1 (毛色の異なる冒頭を除き、)ひときわ目立ったカメラの動きが観られるのは一箇所、左図の場面(*1)。初めて仕掛けられる過剰な演出(イマジナリーライン越え+逆光)から、「演出家は、どうもここが第1話の肝だと考えているようだ」と想像できる。
 では、この場面の何が重要なのか?「主人公の価値観が、初めてクラスメートに通じた瞬間」が描かれたこと、これ以外に無いでしょう。主人公が、自分と同じ「チョココロネの見方」をする人を見つけた場面なんですね(*2)。

 「何だ、そんなことか」と呆れる無かれ。これは、それまで数十分間に渡って描かれてきた、会話劇の正体が明かされる瞬間でもあるのです。第1話の、セリフの絶えない会話の応酬において、主人公の気持ち(価値観)がただの一度も他人に共有されていなかったということに…。

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2006年11月10日 金曜日

『コンプティーク』06年12月号 はてなブックマーク

[分野: 演出|山本寛] 文:bono (投稿日:2006-11-10)
コンプティーク 2006年 12月号 [雑誌] コンプティーク 2006年 12月号 [雑誌]

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 『らき☆すた』アニメ化企画ページに、山本寛監督インタビューが載っています。ファンはチェック。
 インタビュアーが発した、「同じような作品の『あずまんが大王』や『ぱにぽに』を意識していますか!?」という質問に、心の中で拍手。錦織&大畑演出、あるいは新房演出に対する山本氏の視点は、『妄想ノオト』で読んで印象に残っています。誌面でも、期待に違わぬ頼もしい回答が。

 ところで話は変わりますが、先日、僕も『らき☆すた』読んでみました。感想は、「こんなの、どうやったらアニメに出来るの?」でした(笑)。完成像が全く思い浮かばない…。是非、映像が公開される前に、一読されることをお勧めします。「果たして、どう料理したらアニメとして成立するのだろうか」と想像しながら答えを待てば、更に楽しみが増すはず。いや、この映像化は、相当無茶な試みだと思いますよ。

2006年6月26日 月曜日

『涼宮ハルヒの憂鬱』EDコンテ集 はてなブックマーク

[分野: 演出|山本寛] 文:bono (投稿日:2006-06-26)

060626.jpg 0巻限定版には、特典として「ED絵コンテ」が付いていました。

演出ファン的な見所の1つは、歌詞の横に添えられた(音楽の)休符。こういう演出指示は、珍しいような…(笑)。
「あ、そ、ぼ」の左上の記号が、8分休符。カット割が、歌詞のタイミングとイコールではない(一呼吸早く)という意味かな?そして、「う!」の下のコマが、4分休符。

(参考) Wikipedia:音符:休符の一覧

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