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2007年9月22日 土曜日

『ぱあてぃ おぶ 麗夢』 はてなブックマーク 登録数

[分野: レイアウト/渡部隆] 文:bono (投稿日:2007-09-22)

070922.jpg OVA『ドリームハンター麗夢』のアンソロジーコミック。

 80年代センス溢れる表紙に身悶えしつつ、渡部隆氏の名前が気になって購入。「まさか渡部氏が漫画を…?」とワクワクして開いたら、正統派のファンタジー系イメージイラスト(渋い剣の絵)でした。ま、まぁ当然そうですよね…。

070922h.jpg あと、平松禎史氏の漫画が載っていて驚いた。この時点(1991年発行)での起用は先見性があり過ぎて、殆どオーパーツを見るような気分…。
 かわいらしいキャラクターを描く気が皆無で、漫画の客観的な雰囲気とも相まって、この本の中では少し浮いている。現在の目で見ると、逆に読みやすい。

【アニメ関係の執筆者】
大貫健一、奥田誠治、加瀬政広、佐藤元、菅原あわじ(木村貴宏?)、平松禎史、毛利和昭、渡部隆

(関連)幻視球:『ドリームハンター麗夢II』スタッフリスト

2007年9月4日 火曜日

アニメ版『しおんの王』に寄せるかすかな期待 はてなブックマーク 登録数

[分野: レイアウト] 文:bono (投稿日:2007-09-04)

(公式)『しおんの王』

原作:かとりまさる・漫画:安藤慈朗(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
監督:川瀬敏文
キャラクターデザイン:沼田誠也
アニメーション制作:スタジオディーン

 僕的には、「安藤慈朗」=「mixi:レイアウト至上主義コミュニティ管理人のあんどうさん」なので、「原作者の意向で、凄まじいレイアウトアニメになったりしないかな…」と少し期待。
070903.jpg

 余談だけど、今更、原作の「かとりまさる」が林葉直子のPNだと知って驚きました。

2007年9月1日 土曜日

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、スタイルの取捨 はてなブックマーク 登録数

[分野: 演出/庵野秀明| レイアウト/渡部隆] 文:bono (投稿日:2007-09-01)

 予告映像のインパクトに負けて、初日に観てきました。
(※9/3追記:はてブにて間違いを指摘されたので、少し修正)

070901a.jpg

 全編通して、個人的に一番驚いたのは、「綾波が走る場面」。カメラは引き気味で、ロングのショット。決して強く主張する映像ではなく、映画のダレ場に織り込まれた、さりげないひとつの動作に過ぎない。しかしながら、画面から受けた印象は鮮烈で。

 1つは、旧作で築かれた「人形じみた、極度に静的なイメージ」からの逸脱が感じられたこと。事前の雑誌記事で、「他の作品に真似されまくった『新世紀エヴァンゲリオン』のスタイルは捨てる!」と宣伝されていたけど、「極太明朝体」以上に真似されまくったのが、綾波レイの人物造形な訳で。「あぁ、そこにもメスを入れるつもりなのかな」と。
 もう一つは、そのような(重要な)印象の変化が、(目立たせるまでもない)瑣末な描写の中から感じられたこと。
 いずれも、主観的な問題だけど、映像に引っかかるものを感じたのは事実なので、備忘のために書いておく。

 使徒のビジュアル的な凄さに関しては、確実に他の人が書くので、ここでは省略。敢えて触れるならば、映画パンフレットに使徒の没案(渡部隆氏による<四次元立方体>)が紹介されているので、渡部隆ファンは要チェック!ということだけ。

070901.jpg

2006年10月29日 日曜日

構図と視線の右左 はてなブックマーク 登録数

[分野: レイアウト] 文:bono (投稿日:2006-10-29)

 credo ut intelligam:2006-10-05:『ネギま!?』のコメント欄が面白かったので横槍。

 西洋美術史上、構図の「右と左」問題を最初に論じた人は、ハインリヒ・ヴェルフリンだといわれている。ドイツの美術史学者ヴェルフリンは、絵画の鑑賞時に左から右へと視線を動かす傾向があることを念頭に、レイアウトを語りました。(ヴェルフリンの『美術史論考』が手に入らなかったので、孫引き。)

美術における右と左 美術における右と左
中森 義宗 衛藤 駿 永井 信一


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 以上は、西洋の場合。
 その他の国・地域には、それぞれの文化・時代に根ざした見方がある。すべてに通じるたった一つの正解がある訳ではない。美術館の順路が、展示物によって「左回り」だったか「右回り」だったかを思い出してみると面白いかも。
 だから、知識はあって困るものではないけど、結局のところ一番大事なのは直観だと思います。

2006年6月15日 木曜日

宝塚文化圏のアニメと「ヅカ部」 はてなブックマーク 登録数

[分野: レイアウト| 演出/出崎統| 演出/幾原邦彦] 文:bono (投稿日:2006-06-15)

060614.jpg 宝塚文化圏のアニメからモブシーン3つ。(恐らく、影響の伝播順)

上から、’91年『おにいさまへ…』(絵コンテ:出崎統)、’97年『少女革命ウテナ』#1(絵コンテ:幾原邦彦)、’06年『桜蘭高校ホスト部』#9(絵コンテ:金子伸吾)。金子氏は、「ウテナ」にも参加していましたね。

『おにいさまへ…』の原作者は、池田理代子。代表作は、宝塚の代名詞『ベルサイユのばら』!(同作のイメージを引き継いで、『おにいさまへ…』には「サンジュスト様」とあだ名される登場人物も)。

『少女革命ウテナ』は、意識的に宝塚から距離をおいた作品。宝塚のパロディに陥らないために、自然体で少女漫画の王道を行く、さいとうちほをキャラクター原案に起用した。彼女は後に宝塚のポスターなども手がけており、「宝塚を模倣せずに、宝塚的なビジュアルを獲得する」という「ウテナ」のアンビバレントな目論みは、客観的にも達成された。

そして、『桜蘭高校ホスト部』のヅカ部の回。「○○(過去の作品名)を連想させる」というのも勿論なのだけど、もう一歩進んで、宝塚っぽいアニメの「映像の記憶」を感じさせる回でもありました。

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