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2008年2月21日 木曜日

『ハーメルンのバイオリン弾き』の予算問題に切り込む有野課長 はてなブックマーク 登録数

[分野: 演出| 脚本] 文:bono (投稿日:2008-02-21)
true tears vol.1 true tears vol.1
高垣彩陽 石井真 名塚佳織


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 録り貯めしていた『true tears』を、一気に観た。その勢いで、西村純二監督のインタビューを読んでみた。

まんとら「番組アーカイブ」第142回 (12/21放送)ゲスト:西村純二/高橋広樹
 一読すれば、監督の経歴が大雑把に把握できる。監督の個性なのか、インタビュアーの引き出し方が上手いのか、あけすけな語りになっているのも面白い。

 途中、有野さんのアニメ版『ハーメルンのバイオリン弾き』に対する感想が、ストレートすぎて笑ってしまった。

「極端に枚数を使うカットと枚数を使わないカットを振り分けるとか わりとそういうことを挑戦的にやったんですよ。」と監督。
「全く動かないコマとかあるんですよ」とやまけんさん。
驚く有野さんと工藤さんに監督は「もうちょっと具体的にいうと止まっているカットが1/4くらいあるんですよ。完全に動かないんですよ。当然、何も動かないんですよ。止め絵で口も止まってるヤツが延々としゃべるっていうのがいっぱいあるんですよ。」と監督が裏話を披露。
そして、映像を見てもらいました。
「というような演出をやったんですね。」と監督。
「それはお金的な問題でですか?」と有野さん。

再三、演出だって前置きしてるのに!(でも、良くぞ聞いてくれた!)

まんとら「番組アーカイブ」第143回 (12/29放送)ゲスト:西村純二/高橋広樹
 上の続き。こちらは、最新作『true tears』の話題。脚本づくりのくだりが面白すぎる(笑)。

2007年5月1日 火曜日

『ゲゲゲの鬼太郎』#5 はてなブックマーク 登録数

[分野: 脚本] 文:bono (投稿日:2007-05-01)

『ゲゲゲの鬼太郎』#5「呪われた映画」
脚本:長谷川圭一
演出:畑野森生
作画監督:八島善孝

 冒頭だけ観ると、1971年版『ゲゲゲの鬼太郎』の#10「アンコールワットの亡霊」(西沢信孝演出の傑作!)を連想させる展開。てっきり、今回はリメイクなのかと思いきや…まんまと騙されました(笑)。手が込んだ仕掛けだなぁ…。

(2007年版)
クメール遺跡の亡霊
(1971年版)
アンコールワットの亡霊

 脚本的にも、「何度もリメイクが繰り返されている」という番組自身の成立ちを踏まえた、メタな内容。
 手加減無しのボールを投げてもらえる鬼太郎ファンは、きっと幸せに感じているんだろうな。少し羨ましく感じてしまいました。

2006年4月12日 水曜日

『桜蘭高校ホスト部』#1、お金の話 はてなブックマーク 登録数

[分野: 脚本] 文:bono (投稿日:2006-04-12)

お金持ち学校が舞台ということで、再三お金の話が出てくる。制服の値段、コーヒーの値段。

“ホスト部”はお金を取らないようだけど、その金銭的価値は間接的に描かれています。劇中、「800万円の壺=3年間の雑用=ホストになって100人の指名を受ける」が、等価に扱われた。つまり、接客1人あたり8万円相当。#1では、主人公によって、4人×8万円=32万円分の活動が行われたことになる。漠然とした「金持ち」や「ホスト」のイメージに頼らず、かなり地に足がついた表現がとられています。
(主人公のもめ事に対して与えられた、「罰」の重さも算出可能。8万円×追加ノルマ1000人=8000万円(笑)。)

注意してみると、画面には貨幣も紙幣も登場しません。お札がヒラヒラ舞っている様な金持ち像は論外ですが、これだけお金の話をしていて一度も映さないんですね。勿論、映さない方がリアルです。お金は隠す。ホストの金銭的価値も「間接的に」示す。上手いです。
また、すべての基準になっている壺の値段も、正確には「800万円から」。具体的かつ抽象的なんですね。この辺も本当に良くできている。

2005年10月30日 日曜日

『交響詩篇エウレカセブン』#26と脚本の力 はてなブックマーク 登録数

[分野: 脚本] 文:bono (投稿日:2005-10-30)

少し話が前後するけど、気になったので。

051030.jpg 第26話に関して、「演出が良い」「作画が良い」という感想は見かけたけど、不思議と「脚本が良い」という人を見かけなかった。「どこからどこまでが脚本の功績か」というのは一概に判断できないけど、少なくとも、ストロー袋に水滴を垂らす演技なんかは、『プラネテス』(脚本:大河内一楼)で既に試みられていた。そして、第26話の脚本はといえば、大河内氏ですね(笑)。そんな訳で、きっと脚本も良かったんだと思う。

僕も、普段は「脚本家が誰か」なんて気にしないのですが、エウレカセブンに関しては、そういう観方が許される造りになっているように感じる。小中脚本回も、いかにもでしたし(笑)。今発売中の『rayline−guide』に、参加した脚本家に関する解説が載っています。照らし合わせながら観てみると、少し別の視点で楽しめるのではないかと思う。

…しかし、脚本:大河内一楼、絵コンテ・演出:宮地昌幸、作画監督:吉田健一・中田栄治って、完全にキングゲイナーの布陣ですね(笑)。

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